今アディダスの契約選手といえばデリック・ローズの名が挙がるでしょうが、スパーズを4度の優勝に導いたティム・ダンカンも実はアディダス契約選手の一人です(アディダスからのオファーはあったもののダンカンがYESと言わず生涯契約は結ばれなかったらしい。そのためダンカンの着用モデルにはイニシャルやナンバーの刻印が無い)。去年一昨年あたりは年齢によるゲーム影響力の低下を囁かれましたが、今年はまたオールスターにも選出され嬉しい限りです。
ビッグ・ファンタメンタルと呼ばれ、派手さの少ない堅実なプレーから、アメリカでは「最も地味なスーパースター」と呼ばれるダンカン。その呼び名をご存知の方は多いでしょうが、NBAの面白会話集ではダンカンが頻繁に登場することをご存知でしょうか。優勝後のポポビッチHCのインタビュー中、後ろで気づかれないように大きく頷くジェスチャーをしてアナウンサーの笑いを誘っていたのをよく覚えています。ゲーム中のプレーは堅い印象ですが、意外にもユーモアのあるジョークを飛ばして場を和ませる選手です。
1997年のドラフトから現在までスパーズでのみプレーしてきたダンカン。スパーズは今年、現在36歳のダンカンと3年契約を結びました。これはダンカンがキャリアの全てをスパーズで過ごすことを意味します。年俸がこれまでの半分以下になることを飲んだダンカン。功績に敬意を表し36歳の選手に複数年契約を提示したスパーズ。そしてチームにダンカンとの契約を強く推したポポビッチ。素晴らしいチームです…涙腺が緩む。
ダンカンとポポビッチの思い出が溢れて止まりませんが、書き出せば止まらないので今回はこのあたりで。ではまた次回。
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