毎年コメントし辛い強さで存在感の薄かったブレーザーズが今年大爆発!開幕からここまで15勝3敗で激戦のウェスタンをリードしています!勝率もさることながら、ウェスタン首位争いを繰り広げるスパーズを下し、先日はイースタンの首位を走るペイサーズに勝利。ダークホースどころか今年のウェスタン筆頭チームと言える存在になるかもしれません。
そんなポートランド・トレイルブレイザーズですが、正直自分もあのチームをよく分かっていません。なんたって去年のプレーオフに彼らの姿はなかったぐらいですから!そこで現在のブレイザーズについて調べてみました!
ロスターを見てまず驚いたのはチームの若さ!15人しか入れないベンチにルーキーと2年目が8人も座っているというのは中々見ない光景です。全員が多くゲームに参加しているというわけではありませんが、若手の勢いというのはベテランがどれだけ頭を回しても生めるものではありません。この影響はかなり大きいでしょう。
得点の中心となっているのはサイズと技術のあるパワーフォワードのラマーカス・オルドリッチと、2年目にしてチームを引っ張るポイントガードのデイミアン・リラード。オルドリッチは2010-11シーズンにNBAオールスターに選出され、リラードは去年の最優秀新人賞に輝きました。
オルドリッチはオールスターに選出されながらも、サイズのわりにリバウンドが取れないことが指摘されていました。しかし今シーズンはキャリア平均を大きく伸ばし平均10本近いリバウンドを稼いでいます。それに比例してポイントやアシストも伸びているので、今年のオールスター出場は固いと思われます。
単純にアウトサイドとインサイドに得点源がいるというのはバランスが良いです。また、2人とも意味不明に得点を量産するタイプでなく、平均22.7点と20.6点。取りすぎることなく、しかしラストショットを託せられるといった感じでしょうか。
良いチームには必ず接着剤のような選手がいるものです。ブレイザーズの場合ニコラス・バテュームがそうでしょう。得点13.4、アシスト5.1、リバウンド6.3、FG45.4%、FT80.0%。スタッツからも分かるように、何でもそつなくこなせる選手です。他にはベテランのモー・ウィリアムス、シューターのウェスリー・マシューズ、オタク兄弟の弟でディフェンスの堅いロビン・ロペスなどなど、それぞれ自分の役割を正確に捉えている選手が揃っています。
ヘッドコーチのテリー・ストッツはブレイザーズの指揮を執ってまだ2年目。ジョージ・カールの下で10年のアシスタントコーチ歴を積み、過去2回NBAのヘッドコーチの経験あり。が、勝率は0.405といまいち。プロフィールを見る限り2007-08シーズンにヨーロッパでコーチとしての修行を積んだことがキャリアに影響をもたらしているようです。
今年は補強によりアウトサイドシュートに磨きが掛かったのが大きな変化でしょう。昨シーズンは1901本の3Pを放ち、成功率は35.3%(ちなみに昨年3Pが目立ったウォリアーズは1632本、ヒート1809本、スパーズ1764本)。これだけアウトサイドを打ちまくっていれば負けます。今年は現段階でウォリアーズより試投数は少なく成功率は41.3%。チームで4割に乗っていればかなり上等でしょう。
今日は西の強豪サンダーとの対戦。この一戦をものにすれば、トレイルブレイザーズの実力はさらに確かなものとなるでしょう。頑張れ!
vsスパーズ
vsウォリアーズ
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