2014/09/18

NIKE KD7のデザインなど紹介

多くのスーパースターが契約し、シグネイチャーモデルを輩出してきたNIKE。そのナイキが近年大きく打ち出しているシリーズが、「KOBE」「LEBRON」そして「KD」。今回はこのKDシリーズの最新モデル【KD7】を商品ページでは紹介しきれなかったデザインの細部をご紹介していきたいと思います。

カラーバリエーションはこの記事を書いている2014年9月18日の時点で3色。海外や限定モデルなどを含めればもっと沢山出ていますが、ナイキジャパンから出ていてBBで取り扱いのあるのがこの3色です。



左から【ミスティックグリーン】【マグネットグレー】【ブライトマンゴー】

最新カラーのミスティックグリーンをベースに、デザイン詳細を見て行きたいと思います。

ストラップにはKDの背番号である「35」の中に、7番目のモデルを表す「7」が隠れたKD7ロゴ。
ペリっとめくれば、隠れていたアッパーの全容が。

シューレースホールは最近お馴染みになってきたフライワイヤー。軽量化を求められる昨今のシューズ事情に打ってつけの新素材です。どんどんアッパーが薄くなっていく中で、フライワイヤーの強度が軽さを維持したまま機能します。

アッパー素材にはメッシュを採用。但しその内側にも1枚伸縮素材が入っているので、通気性が抜群とは言えません。もちろん合皮のアッパーに比べれば優れています。

中足部は「Hyperposite構造」を採用。柔らかなアッパーをサポートし、フィッティング・安定性の向上を担います。
90年台のスニーカーヘッズやNBAマニアならもちろん知ってるポジット。爪で弾くと「コツコツ」と音が返ってくる硬度の高いこの素材は、かつてペニーことアンファニー・ハーダウェイが履いていた“フォームポジットワン”や“ペニー3”他、いくつかのシューズに採用され、その独特な流線型のデザインは未来を感じさせてくれました。そんな懐かしさも思い出させてくれます。
Air Formposite One




ストラップにはKDモデル特有の遊び心も。
名前が3つ刻まれており、上から母ワンダ、祖母バーバラ、兄弟のトニー。家族への愛が溢れるアメリカ人らしいデザイン。



内側かかと部からのアングル。
まず目を引くのが大きなナイキのロゴ「スウッシュ」。どんなシューズデザインにも見事にマッチするこのデザインは永遠に最高のデザインの一つと語られ続ける事でしょう。
スウッシュと対照的に、アシックスのタイガースストライプは少しずつ減っており、最近のタイガーストライプ無しのモデルは人気が高くなっています。アシックス無しでは存在し得なかったナイキ。この扱われ方の違いには、少なからず悲しい思いも出てきます。

かかと部は流線系のフォームポジットのデザインが未来的でオシャレ。硬質の素材は外側からの衝撃にも強く、フォワードの役割をこなすプレイヤーや、インサイドでの激しい戦いに揉まれるプレイヤーにも安心感を与えてくれそうです。

そして今回はビジブルエアを採用。
ただし、通常のビジブルエアと違うのは、これが「ZOOM AIR」ということ。通常「薄型・高反発」を謳うズームエアはミッドソールに埋め込まれ、外からは見ることが中々出来ませんが、今回のKD7は大型のズームエアをビジブルで搭載。従来よりもクッション性が増しています。エアバッグの中に見える幾つもの細い糸のようなものがズームエアのしくみであるファイバーです。この伸張性の高いファイバーが衝撃時に緩み不可を分散、そして効率的に跳ね返ることで反発性の高い着地感をもたらします。着地時の衝撃緩衝性だけでなく、走行時の強い推進力がズームエア最大の魅力。一度ズームエアを体験すると、他のクッションでは物足りなくなる中毒者がかなり多いです。

ヒールのズームエアだけでなく、KD7はフォアフットにもズームエアを搭載しています。こちらは外から見えないタイプの薄型です。走っていてビュンビュン感じるのはフォアフットのズームエアですので、自分が選ぼうとしているシューズのどの位置にどのエアが入っているかは必ずチェックしてください。個人的にはフォアフットにズーム&ヒールにエアもしくはズームエアしか選びません。これは好みがありますので、まだコダワリの無い方は色々試して、自分に最適なエアを見つけて下さい。



アウトソールには、前途の気象予報士を目指したKDらしい意匠を採用。
社会の時間でしか見ることはありませんでしたが、高低差を表すあのデザインがここに生きています。気象予報士にはもちろんお馴染みなのでしょうね。
ところどころに見える直線の切れ目、これは屈曲性の為に掘られた屈曲溝です。足を曲げた時にこの部分で折れやすくなり、柔らかなソール感覚、スムーズな動き出し、からの素早いスタートダッシュに繋がります。
中足部に見える4本のシャンクは、足の骨の形状から取り入れられ、より安定性を求めたユニークな形状となっています。(下記画像の左上)




最後はインサイドのアングル。
シンプルなデザイン故に、アウトサイドと大差のない印象ですが、やっぱりヒールのスウッシュは存在感がありますね。そして中央ストラップの付け根は太くなっており優れたサポート機能を発揮します。



重量は27.0cmで約353g。
同時期に発売している「KOBE9 EM」が約337g。「HYPERDUNK2014」が約367gですので、平均的な重量です。今でこそ300g台は当たり前の軽さになってきましたが、数年前なら衝撃的です。久々にシューズを買う人が手に取れば必ず驚く事でしょう。




以上でKD7のデザイン紹介は終りとなりますが、いかがでしたでしょうか。私自身はかつてKD3を履き潰した後は、CP3を履き続けておりますが、この7ならまたKDに戻りたいなと感じました。それは“ローカットであること”、“ズームエアであること”、“前足部に窮屈感がないこと”の3点をクリアし、かつエアに至っては今回かなりの衝撃緩衝性です。個人的にはストラップがちょっとネックですが、それでも購買意欲をそそってくるので中々のものだと思います。

買う買わないは別としても、是非一度店頭で履いて頂いて、この素晴らしさを感じて頂けたらなと思います。お時間ある方は是非ブザービーター春日井店か、名駅店でお試しくださいね。

通販でお求めの方はコチラからどうぞ。
ナイキ KD7 ブライトマンゴー
ナイキ KD7 マグネットグレー
ナイキ KD7 ミスティックグリーン





1 件のコメント:

  1. 多くのスーパースターが契約し、シグネイチャーモデルを輩出してきたNIKE。そのナイキが近年大きく打ち出しているシリーズが、「KOBE」「LEBRON」そして「KD」。今回はこのKDシリーズの最新モデル【KD7】を商品ページでは紹介しきれなかっ ... ナイキ.blogspot.com

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