2013/09/10

PART.30 THE-GLOVE ゲイリー・ペイトン

$ブザービーターのブログ

「俺が育った場所は、みんなトラッシュトークをしていた。だから、相手に毒舌で言い返したら尊敬されるんだよ。もし言い返せなかったらその町では仲間はずれさ。だからみんな汚い言葉で怖がらせてくるけど、同じように言い返さないとダメなんだ。だからこれは自然と身に付いたものなんだ」

新ルールの制定によりトラッシュトークがなくなりつつあるNBA。そんな中、逆にトラッシュトークで名を馳せたゲイリー・ペイトンがNBA殿堂入りを果たした。

まだテクニカルファールの笛が五月蝿くない時代、ペイトンは持てる全てを使ってリーグ最高のディフェンダーとして君臨し「THE-GLOVE(野球の大きなグローブに例えた)」と呼ばれた。確かなディフェンスの技術、経験はもちろんのことながら、やはり特筆すべきは息をするように放つトラッシュトークだろう。

彼のやり口は、対戦相手の家族をネタにとにかく悪口を言う。無視しても無視しても悪口を言う。言い返す選手もいたが、ジョーダンやレジー・ミラーのようなリーグ屈指のトラシュトーカーでない限り、ペイトンと口で戦うことは難しかった。イスラム教に改宗した選手の改宗前の名前を叫び続けてノイローゼを起こさせたことも…

なんたって話すことが好き過ぎて放送学の学位を取得するレベル。練習中もとにかく言葉を発しているらしく「ペイトンがいれば俺たちはシーズン中に喋る必要がない」とチームメイトが語っていた程だ。引退後は当たり前のように解説者になり未だに喋りまくっている。

ペイトンにとってトラッシュトークは自身のモチベーションを上げる意味もあり、上がりすぎて相手にヘッドバッドをかますなど殆ど荒くれ者のような行為にも及んだが、その荒々しさが多くの人を惹きつけ9回もオールスターに選出された。

テクニカルファールに五月蝿くなりクリーンな印象となったNBAだが、ペイトンのような味のあるスターたちがまったくいなくなるのは如何なものだろうか。レブロンやKDのようないい子ちゃんでなく、たまには高い技術を持った荒くれ者も見たいものです。


「苦手な相手はいないな。俺は誰に対しても向かっていったから。ただ、マイケル・ジョーダンのようなすごい相手とやるときは、とにかく相手を封じ込めるようにしていたよ。良い選手を完全に“止める”ことは誰にもできないからね。もしマイケルが平均30得点していて、俺との試合で21点か22点ぐらいだとしたら成功さ。平均以下に抑えたことになるからね。そうすると、相手のほかの選手が普段と違って余計に仕事をしくてはいけなくる。とにかく相手を疲れさせるんだ。そうすれば動きも落ちるしね。 体をぶつけたり、いろんなことをやって戦っていたんだ」
まさにそんな試合。体の入れ方と、入れれなかったときの切り替えの早さがいいですね。あと体の当て方もいい。流石屈指のディフェンダーです。

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